2012年以降、神戸チャリティ開催告知時点において参加スケーターには注記がされるようになりました。
2012年
「世界フィギュア2012に出場する出演者につきましては、ISUの規定により世界選手権2012終了後、国別対抗戦2012の出場者発表後に最終的な出演の発表となります。」
この条件に該当するスケーターは高橋大輔選手のみ。国別対抗戦(以下通称のWTTとして記載)は世界選手権(上述では世界フィギュア、通称WC)日本人選手上位2名が選出が原則となっていることから、文意としては、高橋大輔選手の参加はWTT出場決定により参加の可否が確定すると読めます。2014年の演技会開催時点までは高橋大輔選手は連盟所属競技者でしたので、そのほかの発起人と異なり、アマチュア競技者としての制約(参加制限)を受けたものと読み取れます。
補足)WTTについて
【名 称】 ISU WORLD TEAM TROPHY
ISU/世界フィギュアスケート国別対抗戦
【主 催】 国際スケート連盟(ISU)
【主 管】 公益財団法人日本スケート連盟(JSF)
【特別共催】 東京都
2013年
開催告知時点では、参加予定スケーターは「近日発表」とあり、チケット発売日時点では参加予定スケーターが公表されませんでした。
2014年
開催告知時点で参加予定スケーターが公表されています。ソチ五輪開催年にあたり、WTTの開催が無かったためと読み取れます。
2015年
開催告知と同時に一部の参加予定スケーターが公表されています。
2014年10月に競技を退いた高橋大輔さんの名前(2018年7月1日に競技復帰)も出ています。
なお、関西拠点ではありませんが最終的に神戸チャリティに参加した、WCおよびWTT出場に関連するアマチュア競技者〈詳細下記一覧参照〉の名前は開催告知時時点では有りません。
参考として、演技会開催期間におけるWCとWTTの出場者を記録しておきます。
なお、WTT出場選手について、ISUは各国スケート連盟に委ねる一方で、WC上位者の参加を促しており、エントリ内容によってはWTT出場資格ポイントに関わらず、出場国の資格を取り消す場合がある、としています。
【WTT出場選手で神戸チャリティに参加したスケーター(赤太字)】
【WC出場選手で神戸チャリティに参加したスケーター(赤太字)】
【参考(リンク)】
2011WTT
2011WTT中止告知
2012WTT
2013WTT
2015WTT
【2012年】
WC戦績によるWTT該当者は高橋大輔選手と羽生結弦選手
高橋大輔選手:WTT出場の上で、神戸チャリティ参加
羽生結弦選手:WTT欠場
小塚崇彦選手:WC三番手として羽生選手に代わってWTT出場
【2013年】
WC戦績によるWTT該当者は高橋選手と羽生選手
羽生結弦選手:WTT欠場
高橋大輔選手:WTT出場の上で、神戸チャリティ参加
無良崇人選手:WC三番手として羽生選手に代わってWTT出場
【2014年】
高橋大輔選手はWC負傷棄権ですが、WTT自体の開催無し。
開催告知時より高橋大輔選手、浅田真央選手(当時)含めたWC出場アマチュア競技者の名前も記載があります。
【2015年】
WC戦績によるWTT該当者は宮原知子選手と本郷理華選手
宮原知子選手 :WTT出場の上で、神戸チャリティ参加
本郷理華選手 :WTT欠場 → 神戸チャリティ参加
村上佳菜子選手:本郷選手に代わりWTT出場 → 神戸チャリティ参加
高橋大輔さんは既にアマチュア競技を退いており、開催告知時より名前が出ています。