※神戸チャリティについて、ニュース番組、ワイドショーなどで紹介された箇所の書き起こしです。
2011年
■4月10日 NHKサタデースポーツ(NHK)
震災の被災地を支援するため、宮城県にゆかりのある、フィギュアスケートの荒川静香さんや、仙台市出身の羽生結弦選手などが参加して、チャリティーのアイスショーが、9日、神戸市で行われました。神戸市内のスケートリンクで開かれたアイスショーには、バンクーバーオリンピック銅メダルの高橋大輔選手など、国内のトップスケーターなどが参加しました。このうち、仙台市の東北高校出身の荒川さんは、トリノオリンピックで金メダルを獲得したときにも演技した「イナ・バウアー」を見せて、会場を沸かせました。また、昨シーズンのジュニアの世界チャンピオンで、東北高校2年の羽生結弦選手は、仙台市内の自宅が被災し、一時は避難所で生活していたということで、「復興の勇気になれば」と強い思いを込めて演技し、会場の2000人の観客から大きな拍手を送られていました。羽生選手は、「地震の直後は、どうすることもできない無力さと、自分が育った町が壊れていく悔しさを感じた。でも、自分にできることはスケートしかない。きょうのようにみんなで力を合わせることで、復興への見通しが開けてくると思う」と話していました。また、高橋選手は「こうした活動を今後も続けていきたい」と話していました。選手たちは、会場で義援金の募金も呼びかけ、このアイスショーの収益金と合わせて、被災地に送るということです。
■すぽると!(フジテレビ)
チャリティーイベントの締めくくりは発起人でもある高橋大輔。お客さんが集まってくれるか心配だったという高橋は客席の声援に応えながらの演技。自分に出来ることをやりたかったという想いを胸に超満員にふくれあがった会場を大歓声で埋め尽くしました。
【高橋選手インタビュー】「自分自身も(震災の被害)を見ていてすごく落ち込んでしまった部分もあるんですけれども。関西の方は被害はまったく無いのでこっちが元気にならなければダメだと思って」
■4月13日 チュッキョ・フィギュア(中京TV)
9日、神戸で行われた「東日本大震災チャリティー演技会」。16年前、神戸は大震災で大きな被害を受けました。復興を果たしたこの街にスケーターが集合。力を合わせ、演技会を開催しました。
【髙橋選手の挨拶】「ここ(神戸)から、何か勇気やパワーを与える事が出来ればと思い、メッセージに気持ちを込めながら滑りたいと思います。 」
演技会には仙台で練習中地震にあった、羽生結弦選手も出演。スケート靴を履いたままリンクを飛び出し、避難所で4日間過ごしたそうです。被災者となった羽生選手ですが、この日はスケーターとしての決意を語ってくれました。
【羽生選手の挨拶】「スケートを一生懸命やる姿を見せることによって、これから復興をしていく時の勇気になればと思いました。」
救援物資を届ける為、自らハンドルを握り、ふるさと仙台の避難所を訪れた荒川静香さん。この日は純白の衣装に身を包み、『アヴェ・マリア』の曲にのせて祈りの気持ちを、スケートで表現しました。
【荒川さんのコメント】「この演技会を皮切りに、この一回だけでなくて、今後も温かい支援をみんなでし続けていきたいと思います。」
髙橋大輔選手は「こんな時だからこそ、明るい曲で元気を届けたい」と、今シーズンのショートプログラムを披露。世界選手権を前に調子は50パーセント程だそうですが、華麗なステップは健在。被災された方への思いを滑りに込めて、神戸から東北に送りました。
【高橋選手のコメント】「世界選手権は毎年毎年ありますし、自分の人生はこれからまだ長いので、(世界選手権直前だが)チャリティ演技会をするべきという気持ちが大きかった。 何を言われようと、ちょっとでも役に立てればいいと思ってやろうと決めてやりました。」
スケーター達の熱い思い、きっと東北に届いたことでしょう。会場は2700人のお客さんで満員となりました。そして、演技後に行われた募金活動では1000万円近くの募金が寄せられました。さらに、選手の愛用品などが出品されたオークションではおよそ300万円が集まり入場料とともに寄付される事になります。フィギュア界では被災地に向けてエールが送られました。
■4月13日 every.(日本テレビ)
フィギュアスケートでは高橋大輔選手や荒川静香さんらがチャリティー演技会で募金を呼びかけました。兵庫県。関西を拠点とするスケーターの呼びかけで実現したフィギュアスケートのチャリティー演技会。東北高校出身の荒川静香さん、2週間後に世界選手権を控えている高橋大輔選手も参加。16年前の阪神・淡路島大震災を乗り越えた復興の町神戸から、被災地にエールを送りました。
【高橋選手インタビュー】「世界選手権は毎年毎年ありますし、自分の人生はまだまだこれから長いので何を言われようとちょっとでも役に立てればいいなと思って、こういったことをやろうと決めてやりました。」
【荒川さんインタビュー】「傷跡が消えていくまで一人一人が出来ることを出来る時に続けていくということが必要だなという風に思いました」
去年世界ジュニア選手権を制した日本期待の星東北高校2年の羽生結弦選手。仙台市内にある自宅が被災し一時は避難生活も経験しました。復興の町からふるさとに思いを馳せ心を込めて氷上を舞います。
【羽生選手インタビュー】「自分たちが住んでいた町が崩壊していく、そういう悔しさを感じていました。」
【羽生選手氷上でのあいさつ】「一日も早く余震が収まり普通の生活が取り戻せるようにと願ってやみません。」
【羽生選手インタビュー】 「スタンディングオベーションやたくさんのお客さんの中で拍手を受けること自体が奇跡だと思うし、その奇跡を一つ一つ紡いでいって、この東日本もこの被災した神戸のようにしっかりと明るい温かな町になっていければと思います。」
この日チャリィーで集まった1270万あまりとチケット代の一部が義援金として送られます。
■ANNニュース(テレビ朝日)
高橋大輔選手は被災地の方へ勇気やパワーを与えることが出来ればと気持ちのこもった演技を披露しました。
【高橋選手インタビュー】「復旧・復興というのは時間がかかると思うので、今日だけじゃなくてちょっとずつでも復旧・復興のために何か出来ることがあればやっていきたいなっというふうに考えています。」
2012年
■4月10日 NewsPORT(SUN TV)、GetSports、やじうま、ワイスク、ZERO 他
【高橋選手インタビュー】「自分もこれまでたくさんの人に支えてもらって今があるだからみんなでちからをあわせて復興に向かっていかないといけない。スポーツには力がある。」「平日難しい中でお客さんが足を運んでくれて、楽しんで帰ってもらえたら、と思って滑った。世界選手権後で体調が100パーセントではなく、お客さんに失礼かと思ったけれど、こんな温かい雰囲気で滑れたことをうれしく思います。元気を与えられた。2回目を開けたことが、自分の中では大きいと思います」「人間て強いなっていう風にも感じましたし、先を見れば人間突き進んで行けるんだなというふうにこの一年通して感じる事ができたので」「見てくれる人がちょっとでも笑顔になれるようにっていうことが、すごく自分の中では大きいかなと思います。やっぱり、人間自身笑うと元気になる。その元気な気持ちというのが明日につながる」
【織田選手インタビュー】「震災でまわりの人がサポート出来る事はたくさんあると思うんですけどそれを継続的にずっと続けて行くことが大事だなと思うので」
【荒川さんインタビュー】「私自身も東北出身ということもありまして、すごく自分にできる事がとにかく出来る時になんでもやりたいと常日頃思っていたので、復興してきた街から今立ち上がろうとしているところへ繋がる気持ちを持っていられるというのは、非常にその被災地にとってもパワーになるんじゃないかなと」
世界フィギュア銀メダリストの高橋大輔選手らが東日本大震災のチャリティフィギュアに登場観客を魅了しました。シーズン終了後初めての演技となる高橋大輔自身のお気に入りロクサーヌの調べに乗せトリプルアクセルや華麗なステップを披露しました。「どうしてもこの場所でやりたかった」と去年と同じく復興の街神戸での開催にこだわった高橋。イベント後は集まった2000人のファンへ義援金を呼びかけました