記録としての記憶
2011年4月9日から2015年4月7日まで、毎年開催された本演技会(通称「神戸チャリティ」)についての記録をまとめたアーカイブとしてのサイトです。
東日本大震災に心を痛めた私的な集まりが、小さな力を集めて、力の限りエールを送った。
通年リンクではない、夏季はプールになる通称ポーアイ(神戸市立ポートアイランドスポーツセンター)で、解氷される寸前の日程で綱渡りのように開催されてきた支援活動。2015年をもって演技会の形は一旦区切りとなりました。しかし阪神淡路大震災後の神戸がそうであったように、東北も、そしてその後も日本各地で起こる震災・天災のたび、そこに生きる人々は時間をかけて自らを取り戻そうと生き、時を重ねていきます。
このサイトは神戸チャリティを扱ったサイトではありますが、スケート界だけみても、東日本大震災だけを巡っても、本当にたくさんの支援活動が行われてきましたし、今も続いています。どれも、私的な小さな力が大きな痛みに寄り添った、人の心の温かな軌跡だと思います。
自身2011年から2015年まで、神戸チャリティに足を運んだ一人です。この演技会に込めてきた・受け止めてきた、さまざまな想いがありますが、会場に行くことができずに募金に気持ちを込めたといった参加の仕方含めて、神戸チャリティを巡るすべての「小さな力」には、それぞれに大切な記憶があるのだと思います。
幾多の想いに対して、何を伝える「べきか」という判断は困難です。故に神戸チャリティの記憶を残すにあたって、想い出ではなく「記録」とすることを企図しました。
従って、このサイトにおける記録には「感想」については極力排したつもりです。
この記録を見た方が、それぞれの記憶、それぞれの想いをもって、何かを感じていただければ幸いです。形は変わっても、心を寄り添っていくために。
サイト管理者